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Kitaken Award 2012 [Kitaken Award 2012]

謹賀新年

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

本年も何卒当BLOGをよろしくお願い申し上げます。

Kitaken

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 大学院生時代の気楽な音楽ライフは、大学という教育機関に属してからというものの、完全におさらばとなりました。

 私ごとで大変恐縮ですが、実の父がアルツハイマー性認知症を発症したこともあり、介護と精神的疲労から、

 「音楽を聴く」ということとまともに向き合えない時期が続いておりました。

 今年もどうなるかはわかりませんが、介護のことをBLOGにつづるなどして、少しでも音楽と向き合いたいと考えております。

 さて、そのような生活を送っていたにも関わらず、CDやSACDの数は増すばかりです!!!

 SACDシングルレイヤーによって、クレンペラーの名盤、ムラヴィンスキーの名盤、フルトヴェングラーの名盤が、かつてない高音質で発売されました。

 これらの音質についても、いずれは書きたいと思いますが、高額なSACDを買うのは、思い入れのあるものに限る、というポリシーで購入するようにしています。

 破産してしまいます。SACD破産です、はい。

 雑談めいて恐縮ですが、クレンペラーのベートーヴェンの交響曲全集、マーラーの交響曲など、やはりSACDで聴いてもそれほどの高音質ではありませんでした。

 確かに音の濁りのようなものはすっきりして、見通しが良くなり、オーケストラの響きにも実在感やアナログ・ライクな柔らか味があります。

 しかし、これらはCDからも十分に想像できました。けして、「高音質になったら、演奏評価も見直さねばならない」などということはありませんでした。

 リヒテルの平均律しかり、いわんや、ヨッフムのオルフをや。どちらも凄い演奏なのですよ。

 ただし、例外もありました。

 私は、ブラームスの交響曲第1番が嫌いでした。2番、3番、4番はブラームスの世界、という感じがするのですが、どうも1番だけは芸風が違う。で、ミュンシュの演奏が良い、という。

 ミュンシュの演奏は、熱狂的ではありますが、やはりフルトヴェングラーやワルターといった伝統に根差した独特のムードに欠ける気がする。

 あんなにブルックナーが素晴らしいヴァントも良くないけれど、ミュンシュのどこがいいのか、さっぱりわけわかめだったのです。

 しかし!

 SACDで聴くことで、ようやく凄い演奏だと思うようになったのでした。これはCDの音が悪すぎたのでしょう、そういうことにしておきましょう。

 それから、ハイブリッドでも発売されていたフルトヴェングラーのベートーヴェン交響曲全集ですが、奇数番号だけシングルレイヤーで登場しましたね、ベートーヴェン。

 4番や6番の演奏が好きなのに、どうしてくれるんだ、という怒りもありますが、これも良い商品です。

 いや、商売のやり方は汚いが、優れた演奏のベストの状態、ということになりましょう。12000円を高いと思うか、安いと思うかは、もうフルトヴェングラーが好きか、嫌いかになるでしょう。私は高いとは思いますが、まあ、こういうもんか、という思いです。

 で、「SACD復刻部門」ということで、クレンペラーのベートーヴェン(これもあこぎな発売の仕方ですな)、フルトヴェングラーのベートーヴェン、ミンシュのブラームス、をノミネート。

 で、ミンシュに受賞させたいと思います。ブラームスの1番、なかなか良い音楽でない?と思わせてくれた!!ありがとう!!!

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 さて、今度は新録音の部、です。

 新録音も、全集としてセット化されると、すごく安くなりますよね。

 最近は、SACDで発売してくれないCDは敬遠気味です。

 以前、品切れで購入できなかった、ラッセル・デイヴィスのハイドンの交響曲全集、これは演奏は?ですが、録音状態は全集の中ではもっとも良好でありましょう。

 演奏は野暮ったいくらいキレがない!というのもあるのですが、忙(せわ)しなくない、おっとりムードを楽しみましょう。

 それから、SACDでは、ゲルギエフのマーラーの交響曲全集、ブリュッヘンのベートーヴェンの交響曲全集(再録音)。

 ゲルギエフ、いいじゃない。とりわけ、9番は名演奏です。

 ワルター/ウィーン・フィルと並んで、一楽章のクライマックスの解釈が素晴らしい。ティンパニ最強打!

 ティルソン・トーマス買ったけど、ジンマンも買ったけど、どちらも好みではありませんでした。

 ブリュッヘンのは、本当に録音で損していますね。

 残響が多すぎて、音のからみが溶け合ってしまい、なんだかのっぺりとしている。

 でも、ブリュッヘンは古楽器の限界を超えて、音響としてのベートーヴェンをホールに響かせたかったのかもしれませんね。聴いていて、もどかしさもあるのですが、次第に惹きこまれていくのです。

 録音は残念ですが、古楽器演奏の中では最高だと思います。インマゼールより、ガーディナーより。

 さあ、この中から選ぶ!インバル、ごめん!聴いてない!

 じゃ、ブリュッヘン!おめでとう!!!!

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 「復刻部門」

 シューリヒトの最晩年のステレオ第9。これは良かったです。

 通好みの演奏かもしれませんが、オーラがあります。レコ芸では無印でしたが、いいんです。

 私が好きなら、良いのですから。 

 ジョルジュ・ジョルジェスクのベートーヴェンの交響曲全集は有難い復刻でした。

 ジョルジュ・ジョルジェスク。ブカレスト・ジョルジュ・エネスコ・フィル。

 名前を聴いて、どこの国の、どれほどの演奏なのかを察することは、よほどのマニアでなければ不可能。

 実はこのジョルジュ・ジョルジェスク、

 ルーマニアを代表する指揮者で、ルーマニア史上最高との評価もあるみたい。

 同国出身の後進たち、シルヴェストリやチェリビダッケに比べて知名度は低いものの、その「実力」という面では天下一品だと思っています。「天下一品」というのは、京都のラーメン・チェーンのごとく、独特の味ってことです。

 1918-1920年にかけゲヴァントハウスで、当時最円熟期だった伝説的名指揮者ニキシュを支え、ニキシュから直接指導を受けた指揮者であり、ニキシュの演奏もかくや?と想像させる数少ない指揮者の一人でもあります。 

 オーケストラのジョルジュ・エネスコ・ブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団は、けっして一級の演奏団体ではないかもしれませんが、素朴な音色、水準以上の演奏技術によって、ジョルジェスクの演奏芸術の体現に貢献しています。

 解釈についてですが、オーケストラは旧配置ということもあり、非常に立体的。大時代的なロマンティシズムとは全く無縁で、クレツキやシューリヒトといったアポロ的解釈に、素朴な味わいとひなびた力強さを付け加えた、といえば当たっているでしょうか。

 奇数番号、偶数番号、どちらも関係なく、非常にキレのある好演を繰り広げており、マスター・テープからのリマスタリングによって、鮮明なサウンドを楽しめます。とにかく、オケがよく鳴ります。そして、楽器のローカルな音を堪能できます。

 第9の終楽章には問題があって、歌詞がルーマニア語なんですね。ルーマニア語の第9というのも貴重だ!という方には、とてもお奨めできる名盤です。

 と、いうことでですね、ジョルジェスクの名前を皆さんに知っていただきたい!という思いから、復刻部門賞はジョルジェスクにケテーイ!!!!おめでとう!ジョルジュ!

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 最後になりますが、今年私の心を一番癒してくれたのは、ラインハルトのバッハ、マタイ受難曲と、サヴァールのモンテヴェルディ『聖母マリアの夕べの祈り』、でした。この2つは宝物となりました。

 あと、NHK大河ドラマの「清盛」も、音楽が素晴らしかった。サントラ「全仕事」買っちゃった。

 今回の大河、地味だったかもしれませんが、すごく良かったですよ、はい。

 最終回、拡大してもう少し平家の最期、義経、頼朝の最期を描いてほしかったです。。。


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